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このブログのタイトル「サルサ・パラダイス」は、
河村要助氏の「サルサ天国」(残念ながら現在絶版)からいただきました。 元祖「ヘタうま」(?)イラストレーターの一人としても有名な氏ですが、 私がサルサを聴き始めた1980年頃には、既に サルサの普及活動を強力&精力的に展開されていました。 もちろん、私が知っているのは、氏の活動のほんの一部でしかないと思うのですが、 渋谷の百軒界隈のソウルやR&Bのバーでの “サルサ・レコードコンサート”、 ブラックミュージックレビュー(BMR)等の雑誌や本での執筆活動等を通じて、 サルサの魅力と、氏のサルサに対する熱い思いを精力的に伝えておられた印象です。 それも、氏ならではの個性的&主観的な語り口で。 当時大学生だった私は、 氏の“サルサ・レコードコンサート”に何回か足を運んだのはもちろん、 上述のBMRに毎月連載されていた「サルサ天国」と続編の「サルサ番外地」は、 欠かさず読んでいました。 以前も書きましたが、当時はまだCDはなく レコードやカセットテープが全盛の時代でした。 おまけに「サルサ」と言っても通じる人は、ほぼ皆無で 「サルサにやられてしまった」人達は、 早稲田のラテンアメリカ協会や上智の中南米音楽研究会・・・ といった大学の同好会に集まって、熱き思いのハケ口を見出して(?)いました。 今も、どちらかと言えば小さなコミュニティなんでしょうが、 それとは比較にならないくらい、「狭い世界」でした。 オタクの中のオタクの世界でしたね。 なので、サルサのレコードも東京ですら数軒でしか扱っておらず、 それも、一回入荷したら次はいつ入荷するかわからない状況で、 氏の「サルサ天国」や「サルサ番外地」を読んでは、 未だ聴かぬレコードの溝音を想像するだけで、実際にはいつまでたっても耳にできず、 想像ばかりが膨らんでしまう欲求不満な状況がずっと続いていました。 知識や未だ耳にしたことのない音への憧ればかりが先行してましたね。 そして、音楽雑誌で「サルサレコード入荷」の文字を目にすると 渋谷の(今はなき)「芽瑠璃堂」や新宿の「新星堂」なんかに走っていました。 その後10年くらい経ってからでしょうか、 CDが普及して、タワーやHMVなんかができたりして、 サルサのCDも置かれるようになって、堰を切ったように、 ずっと思い焦がれていた(?)サルサレコードを(CDの形で)随分買いました。 その頃には、サルサが“歌謡曲化”しロマンチックサルサ全盛時代に入り、 創成の頃のハードで熱く、変化に富んでいたサルサだけがサルサだと思っていた私は、 何となくサルサのCDを買わなくなってしまいました。 この続きは、また機会があれば、いずれ書きたいなと思ってますが、 もちろん、80年代後半から90年代前半頃のロマンチックサルサ全盛時代の楽曲にも いい曲&素晴らしい演奏はたくさんあると思います。 その頃のサルサは、リアルタイムであまり聴かなかった分、 取りかえすかのように、聴くことの多い今日この頃です。 < 前のページ次のページ >
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